奨学金の返済の困難さは社会的な問題になっていますが、この事態を憂慮して何とかできないかと考えている経営者の方も居ます。
ただ企業の規模が大きくなり過ぎると、個人の事情を斟酌するのが難しくなる側面もあるため、家族主義的な中小企業の方が融通を利かせてくれやすい面もあります。
これから返済をしていかなければならない学生としては、「奨学金の返済がある以上、高年収の企業に就職したい」というのは尤もな事です。
ライバルの多い難関企業への就職を目指すよりは、就職四季報などを読み込んで、『知名度は低いけれど年収が高い』企業をうまく探す必要があるでしょう。
企業側も就職活動期間の短縮で採用が難しい時代になっています。また採用後に内定辞退者が出たり、入社しても定着しないリスクもあるため、社員研修に費用を掛けるよりは奨学金の残高の一部を肩代わりして長く勤めてくれる人を探すという企業も現れています。
OWNDAYS（オンデーズ）
メガネチェーン
https://www.odsaiyou.com
『奨学金返還救済制度』
社内試験に合格する必要がありますが、毎月の返済額を給与に上乗せして支給してくれます。
NOVARESE（ノバレーゼ）
冠婚葬祭サービス
https://www.novarese.co.jp
『奨学金返済支援制度』
勤続年数5年と10年の節目に、未返済分に対しそれぞれ上限100万円を支給してくれます。
クロスキャット
システム開発
https://www.xcat.co.jp
『奨学金返済支援制度』
貸与型の奨学金の残高がある人で、1年目冬のボーナス支給時に在籍しており、支給額は必ず奨学金返済に充てる事を条件に、最大で100万円支給してもらえます。